「秋用の掛け布団はどのようなものがおすすめ？」「秋布団への衣替え時期はいつが最適？」とお考えの方も多いのではないでしょうか。この記事では、秋用におすすめの掛け布団の種類や、秋布団への衣替えの最適時期、ブランド別のおすすめ商品などについてご紹介します。
秋におすすめの掛け布団の選び方と使い方
秋は気温が不安定で、寒暖の差が大きい季節です。そのため、快適な睡眠を得るためには、適切な掛け布団を選ぶことが大切です。こちらの章では、秋におすすめの掛け布団の選び方と使い方について解説します。
肌掛け布団
肌掛け布団は、軽さと薄さが特徴の掛け布団です。重量は0.35kgから0.5kg程度で、羽毛や合成繊維が主な中綿素材として使われます。
羽毛は蒸れにくく吸湿性・放湿性に優れているのに対して、合成繊維は軽く耐久性があり、コストパフォーマンスが高いです。最近では、吸汗速乾加工がされた合成繊維のものもあるため、素材を確認する際には機能性にも注目しましょう。
側生地には、ガーゼやパイル、麻などが使われ、通気性や肌触りが良いものが選ばれます。
肌掛け布団は、肌寒い秋に最適な掛け布団ですが、1年中使える汎用性の高いものでもあります。夏にはエアコンの冷え予防に、春と秋には単独で使うこともできます。また、他の掛け布団や毛布と組み合わせて使うこともでき、気温に合わせて調整が可能です。
合い掛け布団
合い掛け布団は、本掛け布団と肌掛け布団の中間に位置する掛け布団です。本掛け布団より重さが軽く、肌掛け布団よりも重いため、肌掛け布団では寒いけれど本掛け布団では暑い秋に活躍します。
一般的に合い掛け布団は0.8kg程度の軽量で、15℃から25℃の気温で使用することが一般的です。羽毛や合成繊維などが素材として使用されており、羽毛のアレルギーやにおいが気になる場合は、ポリエステルなどの合成繊維の合い掛け布団を選ぶことがおすすめです。
ウォッシャブルタイプの合い掛け布団であれば、自宅で手軽に洗濯ができますが、布団を台無しにしないためにも、洗濯表示をしっかりと確認しましょう。抗菌防臭加工や防ダニ加工が施された合い掛け布団も販売されていますので、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
2枚合わせ掛け布団とは
2枚合わせ掛け布団とは、異なる重さの掛け布団を2枚組み合わせたツインタイプまたはデュエットタイプの掛け布団です。一般的に、1枚は0.9kg程度の合い掛け布団で、もう1枚は0.3kgから0.6kg程度の肌掛け布団です。組み合わせる掛け布団の重さには規定はなく、ブランドや製品によって異なります。
この掛け布団は、秋の暑い日には肌掛け布団1枚だけで使用でき、本格的な秋には保温力のある合い掛け布団1枚で利用することができます。冬になると、2枚合わせて使用することができるため、1年中使用できることが大きなメリットです。
さらに、合い掛け布団と毛布、肌掛け布団と毛布など、様々な組み合わせができるため、気温に合わせて調整が容易です。合い掛け布団の素材には、羽毛と合成繊維があります。温かさを重視する場合には、羽毛を選ぶことがおすすめです。ただし、手軽に水洗いをしたい場合には、合成繊維の2枚合わせ掛け布団が適しています。
羽毛掛け布団
羽毛掛け布団は、湿度調整の機能が高いため、肌寒くなってくる秋に最適な掛け布団です。この掛け布団は、吸湿性や発散性が高く、湿度をコントロールしてくれるため、快適な寝具として人気があります。
羽毛掛け布団を選ぶ際には、表示されているダウンパワーに注目しましょう。ダウンパワーは、掛け布団の温かさや弾力性などの品質を数値化したもので、通常はdpという単位で表されます。400dp以上のダウンパワーを持つものは、高品質である傾向があります。つまり、数値が高いほど保湿性が高く、羽毛の弾力性が高いといえます。
羽毛掛け布団は天然素材を使用しているものが多いため、洗濯や手入れが難しいことがありますが、ウォッシャブル表記のものは自宅で簡単に洗濯できるので、手入れが簡単な点も魅力です。
また、抗アレルギー物質や抗菌防臭加工を施した羽毛掛け布団もありますので、必要な機能があるものを選ぶことをおすすめします。
ウール100%の毛布
ウール100%の毛布は、羊毛を使用した素材で、保温性が高く、汗を吸収し発散する機能も備えています。そのため、肌寒くなる秋にはピッタリの毛布と言えます。ウールは、空気を多く含み、その空気層が断熱材の役割を果たし、熱を逃がさないため保温性が高く、快適な睡眠をサポートします。
また、天然素材のウールは、静電気が発生しにくく、肌に優しいという特徴があります。
ウール100%の毛布を選ぶ際には、特に品質を重視することが大切です。ウールの品質は、繊維の太さによって決まり、数値が小さいほど、肌触りが良く柔らかい毛布になります。
また、ウォッシャブルウールなど、特殊な加工が施された毛布は、手入れが簡単で便利です。
ウール100%の毛布は、水洗いする必要がなく、陰干しするだけで問題ありません。洗濯をする場合は、特殊加工されたウォッシャブルウールを選ぶことがおすすめです。敷き毛布としても活用でき、季節を問わず、長く使える優れたアイテムです。
綿毛布
綿毛布は、綿で作られた毛布です。一般的なアクリルやポリエステルの毛布とは異なり、柔らかく自然な肌触りが特徴です。化学繊維に比べて空気層を作りにくいため、保温性はやや劣りますが、通気性と吸水性に優れており、夏や秋の暑い時期にも快適に使用可能です。
羽毛布団との相性も良いため、寒い時期に組み合わせて使用することでオールシーズン使用することができます。
綿は耐久性があり、自宅で洗濯できるうえに価格もリーズナブルなため、小さな子供のいる家庭や枚数が必要な場合には特におすすめです。秋口であれば、綿毛布1枚で快適に眠ることができるでしょう。
真綿の掛け布団
真綿は、蚕の繭をシート状に引き伸ばしたもので、掛け布団に使用されることがあります。真綿を使用した掛け布団は、軽くて保温性・吸湿性・発散性に優れています。蚕の繭の細かい糸が何層にもなっているため、空気を含みやすく、季節の変わり目の秋にぴったりの掛け布団です。
また、消臭効果もあるため、布団のにおいが気になる方にもおすすめです。
国産の真綿掛け布団は、職人が1枚ずつ作成しているため、高価なものが多く存在します。一方で中国やタイから輸入した真綿を使用した比較的安価な製品も増えてきています。
真綿は自宅での洗濯やクリーニングが不可となっており、使用する際はカバーを付けることをおすすめします。また、湿気の多さがカビの発生につながる可能性もあり、定期的に陰干しすることが重要です。
真綿は糸が切れにくく、ホコリが出にくいため、敏感肌の方に選ばれることも多くなっています。
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秋布団への衣替えの適切な時期は？
秋は気温が安定しない季節の変わり目であり、室温に合わせて衣替えをすることがおすすめです。地域によって異なりますが一般的には、9月はやや暑さが残っており、10月に入ってから衣替えを考え始めることが適切です。特に室温が25℃を下回り始めたら夏布団から秋布団に衣替えする目安となります。薄手の掛け布団や毛布などを組み合わせて、室温に合わせて少しずつ衣替えをしていくと良いでしょう。
ブランド別！秋にぴったりなおすすめ掛け布団10選
秋にぴったりのおすすめ掛け布団をブランド別にご紹介します。
西川
西川は400年以上の歴史があり、掛け布団をはじめとした寝具全般を扱っています。秋には肌掛け布団や羽毛布団、真綿の掛け布団、ウール布団などがおすすめです。また、ダニや花粉対策が施されているため、アレルギーが気になる方にもぴったりです。
・［西川直営サイト限定］抗菌・軽くてやわらか 羽毛合い掛けふとん[ダック]
程よい厚みで季節の変わり目にぴったりな、こだわりの羽毛を使用した合い掛けふとんです。西川自社工場で仕立てられた品質の良い掛け布団で、長く使えます。掛け布団にこだわりをお持ちの方におすすめです。
https://shop.nishikawa1566.com/shop/g/gKA01002603C10/
NELPANDA
NELPANDAは春秋用および夏用の肌掛け布団を取り扱っています。布団の中身には、1,300個の繭で1kgしか生成されない貴重なシルクを使用しております。適切な手入れにより最大10年ほど使用することができます。
・シルク・真綿布団
掛け布団の詰め物には、100%シルクを使用しています。シルクは弾力性や伸縮性に優れているため、身体に優しくフィットします。側生地にはコットン100％の60番手サテンを採用しており、滑らかで摩擦のない肌触りが特徴です。お肌が敏感な方にもおすすめです。
https://nelpanda.com/products/silk-duvet
ニトリ
秋にぴったりの掛け布団をリーズナブルな価格で購入可能です。種類も多彩で、抗菌・防臭加工や家庭で洗濯可能なものなどがあり、希望に合った掛け布団を見つけやすいでしょう。
・ホテルスタイル掛け布団 シングル(Nホテル2 S)
ポリエステル素材の掛け布団で、まるで羽毛布団のような柔らかさを実現しています。洗濯機で簡単にお手入れでき、抗菌防臭加工も施されているため、嬉しい機能が備わっています。羽毛布団と比べてもリーズナブルなのもポイントです。
https://www.nitori-net.jp/ec/product/7544901s/
エマ・スリープ
欧州で最も急成長しているスタートアップ企業の1つで、世界各国でアワードを獲得しています。2015年に販売を開始し、現在30カ国で300万人以上の方に愛用されています。
・エマ・羽毛掛け布団
ダウンとフェザーのこだわりの配合バランスによって、ふんわりとした独自のフィット感を実現しています。ダウンの保湿性がふんわりとした温かさを、フェザーが布団の中の蒸れを軽減し、秋はもちろん1年中使用出来ます。
https://emma-sleep-japan.com/products/duvet
ロマンス小杉
ロマンス小杉の掛け布団は、羽毛掛け布団だけでなく、合掛け布団や肌掛け布団など、種類が豊富で秋にぴったりな掛け布団が揃っています。デザイン性も高く、寝具にこだわりたい方にはおすすめです。
・2枚合わせ羽毛掛け布団/マザーグースダウン
秋にぴったりのダウン率95%のふんわり暖かい2枚合わせ掛け布団です。柔らかな生地が体にフィットし、肌に触れる部分にはさらっとした肌触りのインド綿が使われています。オールシーズン使える掛け布団です。
https://shop.atelierofsleep.com/collections/umou-aihada-all/products/1400-7371
無印良品
無印良品の掛け布団は、羽毛掛け布団やポリエステル掛け布団など、シンプルで使いやすいデザインが揃っています。防ダニ加工が施されているため、湿気の多い秋でも安心して使用可能です。
・防ダニ洗えるポリエステル掛け布団/S
保温性の高い中綿を使用した1年中使用可能な掛け布団です。側生地の密度が高いため、ダニの侵入を防いでくれます。中材の巻きわたにも防ダニ加工が施されているため、アレルギーの方にも安心です。ポリエステル素材なので、お手入れも簡単です。
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550512089377
ショップジャパン
ショップジャパンの掛け布団は、秋にぴったりのさらりとした使い心地で、防ダニ加工と抗菌防臭加工が施されています。ほこりが出にくいつくりなので、アレルギーの方にもおすすめです。
・防ダニ掛布団
ご家庭で丸洗い可能です。アレルギーを有する方にも選ばれています。
https://www.shopjapan.co.jp/products/BEDD-00011/
昭和西川
昭和西川の掛け布団は、秋用の合い掛け布団や肌掛け布団、2枚重ねの掛け布団など、多種多様な品揃えを誇ります。また、自宅で手軽に洗濯可能なウォッシャブルの羽毛掛け布団も取り扱っています。
・洗える ふんわり軽量合繊掛けふとん/1.0kg シングル ベージュ・ネイビー・グレー
肌寒かったり暑かったりと調節が難しい秋にぴったりの、軽くふんわりとした掛け布団です。1.0kgと軽量なので、取り扱いも簡単です。
https://www.nishikawa-store.com/c/kakefuton_top/kakefuton/2210252701
フランスベッド
フランスベッドの羽毛掛け布団は自社工場で洗浄や縫製まで行っています。ハウスダスト対策加工、消臭機能、制菌加工など機能性の高い羽毛掛け布団を取り扱っており、湿度の高い秋に清潔に羽毛掛け布団を使用したい方にぴったりです。
・フランスベッド 羽毛ふとん CS-01
オールシーズン使える羽毛布団は、フランスベッド独自の技術で作り上げたこだわりの逸品。機械では難しい手作業の縫製を行っているため、長期に渡って気持ちよく使うことが出来ます。
https://www.francebedshop-plus.com/shop/g/g360376100/
アイリスオーヤマ
肌掛け布団や合い掛け布団などリーズナブルな価格でシンプルな掛け布団が豊富です。吸放湿機能や抗菌・防臭・防ダニ機能がある掛け布団も多く取り扱っています。
・ふんわり掛けふとん 薄手 FSUK-S
秋に使用しやすい薄手の掛け布団です。洗濯機OKなのでお手入れも簡単ですね。
ピーチスキン加工という薄起毛の加工を施した生地は肌触り抜群。まるで桃の皮のようななめらかな触り心地で気持ちよく眠れそう。https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=K574613
SANHOPE（サンホープ）
SANHOPE（サンホープ）では、インテリア用品、寝具やタオルを中心に、幅広い繊維商品を取り扱っています。高品質かつ信頼できる日本製品を取り揃えております。
・羽毛掛け布団 日本製 150×210cm
軽くてあたたかい羽毛布団は肌寒くなる秋にぴったり。カバーを替えればオールシーズン使えます。安心の日本製です。
https://sanhope-ec.myshopify.com/products/75990
秋に使う掛け布団のお手入れ方法について
秋に使用する掛け布団のお手入れ方法は、素材によって異なります。合成繊維、綿、麻など自宅で洗濯可能なものに関しては、自宅での洗濯だけでなくコインランドリーなどでの丸洗いにも対応しています。
また、羽毛など一般的に洗濯ができない素材であっても、洗濯可能な製品も一部存在します。対応している洗濯方法はいわゆる洗濯表示に記載されていることが多くなっています。洗濯表示に洗濯不可と書かれている場合は、陰干しして湿気を取り除くことで、長く良い状態を保つことができます。
【まとめ】秋にぴったりの掛け布団を準備しましょう
秋は気温が安定せず、衣替えの時期を把握するのが難しい季節でもあります。残暑が続く9月を過ぎて、10月ごろから秋用の掛け布団を検討するとよいでしょう。
肌掛け布団や合わせ掛け布団、真綿掛け布団、ウール100%毛布など、多種多様な種類があります。室温に合わせて、必要な掛け布団を選んで快適な睡眠環境を整えましょう。
掛け布団と毛布、あるいは掛け布団を2種類組み合わせることで、室温の変化にも対応できます。
防ダニ加工や防臭加工などの機能が施されている掛け布団もありますので、必要な機能がついているものを選ぶこともおすすめです。
