布団が重く感じる原因とは?使用時の注意点やおすすめの重い布団について説明します

重めの布団には、実は高い保温性や睡眠の質の改善などの効果があります。 そこで、この記事では、重い布団の選び方と使用時の注意点や、ふとしたときに布団が重く感じる原因についても説明していきます。おすすめの重い布団も紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

 

布団が重いことによるメリット・デメリットとは

重い布団を活用することで、どのような効果があるのでしょうか?まずは、重い布団のメリットとデメリットについて解説します。

メリット

重い布団を活用することのメリットとして挙げられるのは、主に以下の3つです。

1.  保温性が高い
2.  布団がずれにくい
3.  安心感を得られる

まず、重い布団は、重さがあるため体に密着します。寝ている間に動いても、軽い布団に比べて布団と体の間に隙間ができにくいため、熱が逃げにくくなり保温性が高くなります。

また、重さによって布団がずれにくいのもメリットです。寝ている間に布団がずれて寒さで目が覚めてしまうということを経験した方も少なくはないのではないでしょうか?寝相の悪さなどで同様の経験をしたことがある人は、重い布団を試してみるといいかもしれません。

他にも、重い布団は“人に抱かれているような適度な圧迫感”を与えてくれるので、人によっては、布団が重いことで寝ている際に心地良さを感じられる可能性があります。

デメリット

一方、重い布団を活用する上でのデメリットもあり、その代表例としては以下の3点が挙げられます。

1.   持ち運びにくい
2.   寝返りをうちにくい
3.   洗濯できないものもある

言うまでもなく、重い布団は持ち運びに不便です。通常の掛け布団はシングルサイズで2~3kg程度ですが、重い布団の中には10kg以上のものもあります。10kgといえば、2Lのペットボトル5本分の重さです。その重さゆえに、お手入れや収納するときに苦労するかもしれません。


さらに、布団が重いことで寝返りをしにくくなる可能性もあります。寝返りは、長時間身体の一部に負担がかかるのを防ぐ効果があるため、睡眠の質にも大きく影響すると言われています。重い布団が寝返りを妨げることから、重い布団を不快に感じてしまう人がいる可能性はあります。


また、重い布団は、その重さや使われている素材が原因で洗濯できない場合もあるため、清潔に保つのが比較的難しいこともデメリットとして挙げられます。布団を清潔に長く使うためにも、布団カバーをつけて使うのがおすすめです。

 

@sanhope_press 「楽天サンホープ」の紹介動画💖✊🏻 生活で必要な物があればまずは楽天サンホープをチェック! みんな見てみてね〜!! #楽天 #楽天サンホープ ♬ オリジナル楽曲 - リアル社員の声|暮らしのECサンホープ🛋️

布団の重さを調整する方法とは?軽量化・重量化する方法をご紹介

1番手軽に布団を重くする方法は、シンプルではありますが、布団を重ねることです。現在使っている布団の上に、毛布やバスタオルを重ねると重く感じるでしょう。

また、現在使用している重い布団を軽量化する方法については、”布団の中身を取り出す”といった方法が考えられます。例えば、羽毛布団の場合、中の羽毛を取り除く作業を行う形になります。逆に重量化したい場合は、中身を追加すると良いでしょう。

ただし、布団の中身を出し入れする際に裁縫が必要になる可能性もあります。自身で改善するのが難しい場合は、業者にお願いするのも一つの手です。「布団の打ち直し」といって、ふとんのリフォームに取り組んでいる業者も存在しています。高価な布団を使っている等の理由で、簡単に買い替えたくない方もいらっしゃるかと思いますので、そのような方は、業者に依頼してみると良いでしょう。


もし買い替えをご希望の方は、自身の好みの重さの布団に買い替えすることを推奨します。

買い替え時に注目するべきなのが布団で使われている素材です。一般的に木綿の布団は重く、羽毛布団は軽いものが多いため、羽毛を使った布団を購入すれば圧迫感のない布団を利用できると思われます。

 

重い布団の選び方とは?重たい布団を選ぶ際のポイントを解説


重い布団のメリットとデメリットを踏まえ、次に重い布団を選ぶ際に注目したい6つのポイントについて詳しく解説します。

自分に合った重さ

重めの布団を選ぶ際に最も重視すべきは、自分に合った布団の重さです。重すぎる布団は体に負荷がかかり、悪影響を及ぼす可能性があります。

重めの布団を好む場合は、一般的に体重の10%程度の重さにすると良いとされています。つまり、体重50kgの人であれば4~6kg、体重70kgの人であれば6~8kgの重い布団が適切な重さです。

とはいえ、人によって好みの重さは違います。まずは、布団の中でも軽めのものから試してみて、自分に合った重さのものを購入することをおすすめします。

特に、子供用の布団を選ぶ場合は、重さについて気をつけましょう。 布団が重すぎると、子供が布団に埋もれて呼吸しづらくなったり、寝返りが打ちにくくなるため、快適な睡眠を妨げる可能性があります。特に乳幼児は、自分で布団から脱出することができないので注意が必要です。

レンタル・返金保証の有無

使ってみないと自分にあっているのか分からないことが多い布団ですが、安いものではないため、なかなか購入できないでいる方も多いのではないでしょうか?そんな方には、レンタル可能、または返金保証がついている布団がおすすめです。


レンタルであれば購入前に実際の使用感を確認できますし、返金保証があればショップの誠意や製品に対する自信を感じられます。特にネットで購入する場合は、実物を見ることができないため、レンタルや返金保証つきの方が安心です。

お手入れのしやすさ

毎日使う布団は清潔に保ちたいところですが、洗えない布団もあります。

洗えない布団はカバーをつけ、定期的にカバーを洗うことで清潔さを保てますが、ものによっては自宅の洗濯機で丸洗いできるものもあるため、どれくらいの頻度で手入れができるかなどによって購入する布団を選ぶようにしましょう。

機能性

保温性が高い重めの布団は、夏場になると暑くなってしまうのが難点でした。しかし、今では接触冷感の布団も数多く販売されています。

接触冷感とはその名の通り、ひんやりとした触り心地で、体の温度が上昇してしまうのを防いでくれます。この接触冷感のように、布団の機能性というポイントにも十分に注意して布団を選ぶといいでしょう。

素材

重い布団に使われている生地と中材の素材も重要です。

例えば、肌触りの良さと通気性で選ぶなら、コットン100%の布団を選びましょう。コットンは通気性がよく、肌触りが良いので、快適な睡眠をサポートしてくれます。また、肌が敏感な方にもおすすめです。

一方、頻繁に洗濯する場合は、乾きやすく耐久性に優れたポリエステルの布団を選ぶと良いでしょう。ポリエステルは、速乾性が高いため、洗濯後の乾きが早く、衛生的に使用することができます。また、シワになりにくく、耐久性も高いため、長く使いたい方にもおすすめです。

サイズ

同じシングルサイズであっても、製品によって微妙に大きさが異なります。ご自身の体の大きさなどを考慮したうえで、選ぶようにしましょう。

子供への購入を考えている方や「いきなり通常サイズの重い布団は不安」という方は、小さいサイズも販売されているのでチェックしてみてください。

 

おすすめの「重い布団」をご紹介

この章では、おすすめの「重い布団」を7つご紹介します。

ちなみに、重い布団をネットで探す際は、「ウェイトブランケット」や「加重ブランケット」と検索してみてください。

YnM ウェイトブランケット

YnM ウェイトブランケットは、コットン100%と竹繊維の2種類の生地があるのが特徴です。布団を重くしているガラスビーズは、無毒・無臭・低アレルギーのものが使われています。

ほかのウェイトブランケットに比べて、お手軽な価格で購入できるのも魅力です。カラーは4色から選べます。

重さ:7kg、9kg

レンタル・返金保障:(1年間の修理保証)

お手入れのしやすさ:洗濯機洗い可能、ループ付き

機能性:接触冷感

素材:生地=コットン・竹繊維、中材=ガラスビーズ

サイズ:122cm×183cm、152cm×203cm

参照:Amazon.co.jp : YnM ウェイトブランケット 加重ブランケット 重力ブランケット 重い毛布 不眠症対策 快眠グッズ 安眠 睡眠改善 122*183センチ7キロ 体重範囲 50-70キロ 重い布団 リラクス ストレス解消 綿100% 洗える : ホーム&キッチン

ZonLiヘビーウェイトブランケット

ZonLiヘビーウェイトブランケットは、身体への負担を軽減するため、通常のサイズよりもサイズが小さいのが特徴です。決して安い価格ではありませんが、Amazonのレビューで高い評価を得ています。

大きさによって異なりますが10色以上のカラーから選べ、専用のカバーも購入できます。

重さ:2.3kg、3.2kg、5.4kg、6.8kg、9kg、9.9kg、11.3kg、13.6kg

レンタル・返金保障:3ヶ月の返品と交換のサービスつき(生涯無料のカスタマーサービスつき)

お手入れのしやすさ:洗濯不可(手洗いOK)、ループ付き

機能性:接触冷感

素材:生地=コットン・マイクロファイバー・竹繊維、中材=ガラスビーズ

サイズ:36cm×48cm、41cm×60cm、48cm×72cm、60cm×80cm、80cm×87cm、122cm×183cm、152cm×203cm

参照:ZonLi ヘビーウェイトブランケット


 ラーゴムジャパン チェーンブランケット

メディアで取り上げられたこともあるラーゴムジャパン チェーンブランケットの1番の特徴は、布団の中にチェーンが含まれることです。

ウェイトブランケットの多くがガラスビーズを使っているのに対し、チェーンを使っていることで「チェーンの凹凸がより心地よい」という声もあるようです。

チェーンは特殊な塗料を塗ることでサビと金属アレルギーを予防し、生地は燃えにくい素材を使うなど、安全性にも配慮されています。色はホワイトのみです。

重さ:4kg、6kg、8kg、10kg、12kg、14kg

レンタル・返金保障:2週間レンタル

お手入れのしやすさ:洗濯機洗い可能

素材:生地=ポリエステル綿、中材=スチールチェーン

サイズ:140cm×200cm

参照:https://item.rakuten.co.jp/lagom-japan/cb_r/


WEIGTON加重ブランケット

WEIGTON加重ブランケットの生地は、厳しい検査基準をクリアし、世界トップレベルの安全性が認められています(OECO-TEX)。

また、WEIGTON加重ブランケットは一般的なシングルの大きさであるため、市販のカバーが使えるのも魅力です。

色はホワイトのみです。

重さ:4kg、5kg、6kg

お手入れのしやすさ:洗濯不可、ループ付き

素材:表地=コットン100%(エコテックス)、中材=ポリエステル・ガラスビーズ

サイズ:150cm×210cm

参照:https://item.rakuten.co.jp/noone/weigton-s/


Winthome ウェイトブランケット

Winthome ウェイトブランケットは、中のガラスビーズが出ないように繊維を密に織り込んでいます。これによって、外からダニが侵入するのも防ぐことができます。

また、2色のカラーから選べる、布団カバーが1枚付いてくるのも魅力です。

重さ:5kg、6kg、7.2kg、8.6kg

お手入れのしやすさ:洗濯不可(手洗いOK)、ループ付き

機能性:接触冷感

素材:表地=ポリエステル100%、中材=ガラスビーズ混合綿

サイズ:130cm×180cm、130cm×190cm、140cm×190cm、140cm×205cm

参照:Winthome ウェイトブランケット


Sivio キッズ 加重ブランケット

Sivio キッズ 加重ブランケットは、4種類のかわいい柄から選べるのが特徴です。中のガラスビーズは、環境に優しく、毒性のないものが使われています。

また、ほかの子供用ウェイトブランケットと比べると、どちらもかなりサイズが小さめです。そのため、効果を得られない場合もありますが、子供の身体への負担は少ないでしょう。

重さ:1.4kg、2.3kg、3.2kg、4.5kg

お手入れのしやすさ:洗濯不可(手洗いOK)、ループ付き

素材:生地=コットン100%、中材=ガラスビーズ

サイズ:36cm×48cm、41cm×60cm

参照: Sivio キッズ加重ブランケット


ハグラビ ウェイトブランケット

アメリカで1000万枚以上売れているハグラビ ウェイトブランケットの最大の特徴は、リバーシブルであることです。

夏は接触冷感素材の面を、冬は暖かいマイクロファイバー素材の面を使うことができるため、1年中使えます。

カラーは3色から選べます。

重さ:6.8kg、9kg

お手入れのしやすさ:洗濯機洗い可能

機能性:リバーシブル(接触冷感)

素材:ポリエステル

サイズ:122cm×198cm、152cm×203cm

参照:ハクラビ ウェイトブランケット

 

重い布団を使用する際の注意点


重い布団を使用する際には、以下の点に注意する必要があります。

布団の重量に適した寝具を使用すること

重い布団を使用する場合、マットレスや枕などの寝具もそれに合わせて選ぶ必要があります。柔らかすぎるマットレスや低すぎる枕だと、重い布団に対応できず、寝心地が悪くなる場合があるからです。

また、寝具を選ぶ際には、自分の体型や寝姿勢に合わせて選ぶことも重要です。例えば、背中が丸まりがちな人は、腰を支えるマットレスや枕を選ぶことで、快適な睡眠に繋がります。

布団を干す場所に注意すること

重い布団は干すのが大変ですが、湿気を含んだまま保管すると、カビや臭いの原因となります。布団を干す場所は、風通しの良い場所で直射日光が当たらない場所を選び、定期的にひっくり返して乾燥させることが大切です。

また、布団を干す際には、天気予報を確認することも大切です。天気が悪い日に布団を干すと、濡れたままになってしまい、カビや臭いの原因になります。

布団をたたむ際に注意すること

重い布団をたたむ際には、力を入れ過ぎると布団にダメージを与える恐れがあります。布団をたたむ際には、折り目をつけず、丁寧にたたむことが大切です。

また、布団をたたむ前には、シーツやカバーを外して、布団を十分に乾燥させることが望ましいです。布団が湿っている状態でたたんでしまうと、カビや臭いの原因になる恐れがあります。

 

布団が重い!布団が重く感じる原因とは?


最後に、「別に重い布団を使用しているわけではないけど、なぜか布団が重く感じる」という疑問について解説します。

布団を使用する上で度々布団が重く感じるのは、自分の汗や汚れが原因といわれています。

新しい布団であれば、汗を吸っても放出することで布団の中が蒸れにくくなっていますが、長期間布団を使うと、放湿性が低下することで湿気が蓄積されてしまいます。私たちは、寝ている間にコップ1杯分の汗をかくとされているので、その汗が布団に吸収されていると考えたら、布団が重くなるのも当然ですよね。

そして、この布団における湿気の蓄積を防ぐには、天日干しが有効です。雑菌の繁殖を防ぎ、ふかふかの布団で寝るためにも、定期的に布団を干しましょう。

また、皮脂やほこりなどの汚れが布団に蓄積されることも、布団を重くする原因といえます。天日干しでは取り除けない皮脂やほこりなどの汚れは、洗い流さなければ取り除けません。ご家庭やコインランドリーで洗濯できるものもありますが、クリーニングに出すのがおすすめです。

布団の寿命は、10年が1つの目安とされています。とはいえ、使用頻度やお手入れ方法などで大きく異なるため「布団が重くなった」「布団がへたってきた」と感じたら、布団の寿命が近いのかもしれません。

布団が重くなったことに違和感を覚えた方や布団の重さを感じてからよく眠れなくなったという方は、布団の買い替えまたは羽毛布団であれば布団のリフォーム(打ち直し)を検討してみてはいかがでしょうか?

 

【まとめ】重い布団について



この記事では、布団を重く感じる原因を説明したうえで、重い布団の選び方と使用時の注意点ついてご紹介しました。

重い布団は体温を保持し、寒い夜にも快適に眠ることができるほか、適切に扱うことで、長く快適な睡眠環境を維持することができます。

まだ重い布団を使ったことがない方や、重い布団の購入を検討している方は、本記事を参考にし、購入してみてはいかがでしょうか。